コピーライティングとセールスライティングの違い【歴9年のプロが解説】

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ウェブライティングはコンテンツを発信する柱となるものです。

ウェブライティングは、大別すると2種類に分けることができます。セールスライティングとコピーライティングです。

全く性質の異なる、この2種類のウェブライティングは、使い方を間違うと思うような効果を得ることができません。今回は、この2種類のウェブライティングを正しく使い分けるために、それぞれの特徴についてご紹介したいと思います。

 

目次

セールスライティングとコピーライティングはどう違うの?

セールスライティングは、売ることが目的

セールスライティングは、消費者に購入してもらうために書かれた文章です。比較的、文章が長くなることが多いもので、セールスレターとも呼ばれています。

商品を購入すると、どのようなメリットがあるのか、そのメリットを体験する理由や根拠、信用できるかどうかなど、購入者の声、ユーザーの心理を適切に読んで多角的に商品の魅力を伝えていきます。

セールスライティングは、消費者に直接的に購入を促すため、その効果は売り上げの数字にしっかり表れます。「良い商品だな」と思っていただいても、それが購入に繋がらないのであれば、セールスライティングが成功しているとは言えません。

このほか、セールスライティングに必要な要素をコチラで紹介しています。

 

>デキる営業マンのセールストークに学ぶ!「売れる」WEBライティングの4大要素

 

コピーライティングは、ブランディングが目的

一般的な「コピーライティング」という言葉には、多様な解釈があります。実際に、セールスライティングをコピーライティングの一つと位置づけている、サイトや書籍も存在します。ここでは、ブランドイメージの構築を目的としたライティングを「コピーライティング」として解説していきます。

この記事でいうコピーライティングは、一般的にキャッチコピーとも呼ばれるものです。それらは、1行~数行の短い文章で端的に表現されています。

コピーライティングの目的は、その商品の名称やサービスの知名度を高め、消費者に良いイメージを与えることです。一目みただけで、目が離せなくなるような、個性が際立つ表現が求められます。

一方で、セールスライティングのように、ユーザーに直接的に購入を促すことはありません。あくまでも、その商品に興味を持ってもらうのが一番の目的となります。

そのため、売上に、どの程度コピーライティングが影響を与えているのかが見えづらいといった側面もあります。
そうは言っても、やはり、ウェブ上のコンテンツ発信ではタイトルタグや見出しタグへのコピーライティングが効果的なのです。

このほか、コピーライティングの技術やコツについて、こちらの記事で紹介しています。

 

>キャッチコピーには型がある、類型から考える効果的なキャッチコピーとは!?

ウェブでのセールスライティングで気をつけること

実店舗でのセールスライティングは、まさに営業トークを書き起こしたものと言ってしまって差し支えないと思います。しかしWeb上のセールスライティングでは、そうはいきません。

ユーザーは、情報を求めているため、これが宣伝だと分かるとすぐに離れてしまう傾向が強いです。そのため、売り込み臭さが感じられないように注意する必要があります。

前述のとおり、Webを利用しているユーザーの多くは「情報」を求めています。Web上のセールスライティングでは、ユーザーにとって役に立つ情報を提供しつつ、商品の魅力は段階的に伝えていくことが重要です。実店舗のセールスライティングであれば、ダイレクトメールを1通送れば済ますことのできる内容を、ウェブの場合は、情報発信と絡めながら何回かに分けて伝えていくイメージです。

一見すると遠回りをしているように感じるかもしれませんが、ウェブの場合は、購入してくれる人や商品が目の前にあるわけではないため、まずは信頼感を持っていただく必要があります。

売りたいという、こちらの意図を隠して警戒心を解くことを心掛けましょう。
また、ユーザーの役に立つ情報の発信と合わせることで、商品を宣伝するだけでは伝わらない利点も見えてくる可能性があります。

訴求力のあるコンテンツは、2種類のライティングを使い分けて作る

これまでの解説をまとめますと、

2種類のウェブライティングの違いは次のようなものと言えます。

 

・セールスライティングの目的は、消費者の直接的な購入を促すもの。ただしウェブ上での露骨な宣伝は馴染まないため、ユーザーに役に立つ情報の発信とセットで、段階的に行うのが効果的である。

・コピーライティングの目的は、ブランディングで直接的な購入を目的としたものではない。

 

これら、2種類のウェブライティングをうまく使い分けながら

それぞれの特性を活かしたコンテンツを作成することで、コンバージョンの向上にも繋げることが出来るはずです。

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